「レアステーキ」食べた女性 O-157で死亡…「私どものミス」人気店“ユッケ”で販売か【もっと知りたい!】(2022年9月16日)

ステーキ

 販売されていた「レアステーキ」を食べた女性が「O-157」に感染し、死亡しました。レアステーキは、生肉のいわゆる“ユッケ”だったことが判明。地域で愛されていたという店で、何が起きたのでしょうか。取材に責任者が応じました。

■23人が食中毒 13人から「O-157」検出

 ミート&フレッシュ タカミ・高見純代表:「こういう、私どものミスにより亡くなられたご家族、ご親族の方には大変お悔やみ申し上げます」

 こう話すのは、食中毒が集団発生した、京都府の精肉店「ミート&フレッシュ タカミ」のオーナーです。

 保健所によりますと、先月、店で販売していたレアステーキやローストビーフを食べた23人が食中毒になり、15日にこのうち90代の女性が死亡しました。

 亡くなった女性を含め、13人からは腸管出血性大腸菌のO-157が検出されました。

 店は、内閣総理大臣賞を受賞した神戸高見牛なども販売している有名店です。一体、何があったのでしょうか。

 店のオーナーが取材に応じました。

 高見代表:「まだ、ちょっと臆測でしかものを言えなくて。いわゆるユッケとかたたきみたいなのは、スチームコンベクション(調理器具)で焼き上げて。ホルモンとかも取り扱いしてまして。本来は、ホルモンを取り扱うのは、ホルモン(のレーン)だけ。牛肉を使うのは、牛肉(のレーン)だけって、分けている」

■加熱調理と説明も…生肉“ユッケ”か

 O-157は、主に牛の腸にいる細菌です。菌が付いた食品を食べると、発熱や激しい腹痛、下痢などの症状が表れ、最悪の場合は死に至ることもあります。

 普段は衛生管理に、細心の注意を払っていたといいますが…。

 高見代表:「コロナ禍で、人が少なかったのもあって。従業員が休んでたのもあって。ホルモンを扱ってたら、本来は手袋を捨てて、新しいのに変えてアルコールする。手洗い不足で、付着した手でローストビーフ、もしくはレアステーキの細切りを真空(装置)に入れる時に、付着したんじゃないかと」

 店は、加熱調理をしたレアステーキと説明していますが、保健所は加熱が十分ではなかった可能性があることから、生肉のいわゆる“ユッケ”とみています。

■“ユッケ”届け出せず 店の内情は…

 ユッケを巡っては2011年、富山県の焼き肉店で、5人が死亡する集団食中毒事件が発生。これ以降、生肉の安全基準が見直されました。

 しかし、店はユッケの加工調理に必要な届け出をしていませんでした。

 近所の飲食店の人:「すごくおいしいことで有名です。どちらかというと、住宅街にあって、地元の人に愛されてるお店」

 店の内情については、次のように話します。

 近所の飲食店の人:「それは内部のことなんで、僕は分からないですね。でも、あくまでレアステーキっていう売り方してるんだったら、恐らく許可得てるんだったら、ユッケって堂々と売ると思う。お客さんのニーズもあるでしょうし、古いお店なんで」

■加熱不足で食中毒…BBQでも注意掛け

 店は、今月6日から5日間の営業停止処分を受けました。その後、営業を再開していましたが、女性の死亡を受け、15日の夕方から再び営業を自粛しています。

 高見代表:「私どもは今後、いつ再開するか分かりませんが、衛生管理を徹底的にして、お客様から許される限りはやっていきたい」

 O-157などの細菌は高温多湿を好むため、細菌が原因の食中毒は、6月から10月にかけて発生件数が多くなっています。

 飲食店だけでなく、キャンプやバーベキューなどでも肉の加熱不足で食中毒は発生するため、農林水産省などは注意を呼び掛けています。

(「グッド!モーニング」2022年9月16日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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