軽バンで最も安楽な椅子に腰掛け、見晴らしの最も良い場所はというと、言うまでもなく運転席です。事故を防止すべく良好な視界が得られ、長時間の運転にも疲れないよう設計されています。風光明媚な場所を訪れた際、この席の利点を生かさない手はありません。
数年前にハンドルテーブルを作りました。5mmべニアの木っ端に3mmステンレス針金のハンドルフックを取り付け、ボトル置きを作っただけの簡単なものです。しかしこれがどうして、なかなかの優れものです。もう、目の前の絶景がそのまま快適なサロンに早変わり。ビール片手に渚の潮風に溶け込み、癒されること請け合います。
しかしこれにも欠点が、先ず3mm針金の腰が弱く、500mlのビールや、陶器の皿では若干の不安があります。そしてサーモスの保冷缶ホルダーがまだ無かったこの時代、作った缶置きは直径が小さくこれが入りません。さらに刺身を酒肴に頂く際、箸置きも無く醤油がこぼれれば縁から垂れてGパンを直撃。
そこで今回、これに改良を加えることにしました。外枠と箸置きを作って、ハンドルフックはΦ3mmからΦ4mmに変更。ボトル入れは直径を拡大し、さらにより安定なポリエステル・メッシュ生地で成形しました。
先ず外枠ですが、べニアの質感に馴染むよう、昔ホームセンターで買った5mmの角材を利用し、これを2時間ほど水に漬け、アイロンとスチーム洗浄機の熱で少しずつ曲げ加工します。熱が周りにくい硬い部分は電子レンジで加熱しています。私がやった限りは、スチーム洗浄機よりもアイロンの方が旨く曲がります。今回は2時間ほどしか吸水させませんでしたが、1日たっぷり水に浸けておけば、もっと容易に曲がったことでしょう。
ポリエステル・メッシュ生地(MYmama ハード メッシュ 生地 硬め 幅広 約140cm幅 50cm販売 ブラック ¥779)
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